ゴルフクラブ(ドライバー)の進化の歴史

ゴルフ界では、この数十年の間に球速と飛距離が追求され、ことドライバーでは明らかな進化を遂げてきました。

現在のドライバーは、長尺で大きな容量のヘッドを備えるものが主流となっています。ユーザーであるゴルファーの「思い」を叶える為にゴルフクラブメーカーは、凌ぎを削るように新しい技術を導入してドライバーを進化させてきたのは言うまでもありません。

~古き良きパーシモン時代~
自分の父親のゴルフバッグの中には、黒く光るパーシモンのドライバーが入っていました。子供ながら、いつかあのパーシモンのドライバーでボールを打てたら良いなと思っていたくらいです。
ドライバーの原型と言われる「プレークラブ」が考え出されたのは、1800年ころと言われています。1850年前後には「胡桃の木」で作られた「ヒッコリーシャフト」が用いられる様になりました。1874年には、ウッドフェイスにRを描いて膨らませた形の「バルジャー・ドライバー」がスコットランドで考え出されたのです。同時に、ヘッドに穴を開けてシャフトと別体にする方式も誕生し、「ヘッド」の性能と「シャフト」の性能を合わせる現代のドライバーの基本となる形が出来たのです。その後1890年代始めに、スコットランドで柿の木(パーシモン)をヘッドの素材に使ったウッドクラブが考え出され、その後つい数十年前までパーシモんヘッドがドライバーの主流となったのです。

~現代のチタンドライバーへの流れ~
ドライバーとって最も大きな転機となったのが、1979年~1980年のこと。1979年にアメリカのゲーリー・アダムスがステンレス製のヘッドを発表すると共に、現在のテーラーメイド社を設立。翌1980年に、メタルヘッド・ドライバーの発売へと繋がったのです。これをきっかけに、ドライバーは所謂「金属製」へと移り変わっていきました。現在でも、ドライバーを「1番ウッド(W)」と呼ぶのは、柿の木製パーシモン時代の名残りなのです。
更に1990年代に入ると、国内メーカー・ミズノから世界初のチタン製ヘッドのドライバーが発売され、追うようにブジヂストンやセイコーなどからチタンドライバーが発売されるようになったのです。